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漢方の現在地と未来について、第一線で活躍する先生にインタビューする連載「KAMPO messege」の第2回目は、芝大門いまづクリニック院長・藤田医科大学医学部客員講師の今津嘉宏 先生が登場。外科医としての実績と、漢方医として日々患者さんと向き合う中で、今だからこそ考える漢方医療の在り方と今後について語っていただきました。
――最近、患者様を診ていて感じられる変化はありますか?
今津先生:コロナの前後で、誰しも生活スタイルが随分変わりましたよね。人と会わなくなる、無駄な会議に出なくなる、それによって自分の時間が増えた。これらはいい面ですね。
でも逆に、運動しなくなった、歩くことさえリモートの日などは少ないという人もいますね。また人と話さなくなって発散しなくなった。女性はお茶会が、男性は夜の飲み会が減ったという話をよく聞きます。
フィジカルな面もメンタルな面も変化しているのですが、このことによる身体の変化を自覚している人は、多くはありません。

テレビのニュースでも、コロナの影響によるコミュニケーション不足などが取り上げられたりしますが、それを自分事だと観ている人は少ないですよね。
多かれ少なかれ、何かしら身体に影響しているというポイントを押さえて治療しないとうまくいかないのが、現在の治療方針になっています。
――漢方的見地からの取り組みをぜひ聞かせてください。
